みちのく潮風トレイル01・南三陸町よりスタート

スタートからいきなり一日延期したみちのく潮風トレイルの旅。
夜中の車の激しい揺れに、思わず「テントでなくてよかった」と安堵を覚えますが、いつまでも逃げているわけにもいきません。
古川駅に車を止めて、いよいよ後戻りのできない旅にスタートです!

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今回、本当は新幹線で東北入りする予定でしたが、指定席がとれずに、急遽クルマの旅。
古川駅を利用した理由は、駅前にある100円パーキングが、最大で10日間、車を預けられるからです。
どこかの田舎なら置きっぱなしでも・・・という声も聞こえてきそうですが、長期不在を心配されても困るし、荒らされる可能性もありますから、お金で解決する方が無難ですよね・・・
ただし、看板をよく読んで、事前に電話を一本入れておかないと、48時間以上駐車は契約違反になるそうです。

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古川駅で志津川までの切符を購入。券売機では買えず、窓口での購入です。
陸羽東線 古川駅8:24→小牛田駅8:39
石巻線 小牛田駅8:42→前谷地駅8:57
気仙沼線BRT 前谷地駅9:05→志津川駅10:09
当初の計画より3時間早い乗り込みになりました。その間に雨がやんでくれるといいのですが。
ザックは今回の旅に合わせて調達したオスプレー・アトモスAG65。

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前谷地駅でBRTに乗り換え。
スーツケースを持ち込んだ旅客の方々もいますが、自分のザックも含め、バスにはスペースが無いのです。
トイレもありませんし、変に幹線道路を使わないため揺れます。長距離移動には向かないBRT。
本数は多めですが、知らないと困る点が多々あります。

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志津川に到着。ここは有人窓口があります。

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10時過ぎに到着した志津川。
駅前には復興商店街である、南三陸さんさん商店街があります。
雨がやまず、今回の旅のために調達したゴアテックスを着込み、商店街散策とします。

観光協会で雨宿りして、1時間ほど待ったのですが、どうにも雨がやみそうにない。
仕方なくスタートします。

このとき、誰かに付けられていると感じていましたが・・・
(そう、亡霊ですYo~)

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少し歩いて防災庁舎跡。
南三陸町志津川地区は、相当な盛土を選択したのでしょうか。見渡す限り茶色い土の山ばかり。
防災庁舎が埋まってしまいそうな感じです。

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2012.1.7


海が近づいて、わかりました。
市街地は盛土高台造成。海岸線の一部は浸水前提の水産工場。
これでも津波の再来は防げないかもしれませんが、少しでも被害を減らそうという試みです。

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ふむふむ、と歩いていると、声をかけられました。
「南三陸町の町議会議員をやっています」
「商店街から後を付けていました」
「話を聞きたいので、ちょっと良いですか」
「御馳走しますので、こちらの食堂にどうですか」

被災地に来て、金を使うつもりが、御馳走になるわけにはいきません。
予定より2時間ほど早いので、時間はあるし、せっかくだからコミュニケーションをとっておきましょう。
予想外に、町議さんの客引きを受けてしまったのでした。

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町議さんは小野寺久幸さんという方。
この街に、大きなザックを背負って歩いて、きっと怪しいヤツに違いないと、尋問したそうです
(ウソです)

旅の目的や、過去に似たような方の武勇伝、被災沿岸地のことなど、1時間半の贅沢な時間を過ごしました。
1時間半が痛かったのは聞かなかったことにしてください(笑)

どこまで行くの?って言うから、宮古まで、なんて計画をバラしてしまったものの、まだ歩きはじめ。
大見得をきったが、果たして大丈夫なんでしょうか?

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ようやく雨も上がったので、重たいザックを背負い、名残惜しい店を後にします。
少し歩いて見えてきたのは荒島。
いかにも景勝地ですが、復興はここまで届いていないようです。

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花は楽しみの一つ。白藤かな?

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工事看板には請負金額が記載されています。14.4億円也。
無駄使いが多いと言われますが、確かに必ずしも必要ないのでは?という工事も多いような気がします。

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清水沢駅跡につきました。志津川の隣駅ですが、歩くと1時間半くらいかかります。やはり遠い・・・
しかも橋の復旧のため迂回させられます。歩くと15分くらい余分にかかります・・・

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不思議なことに、流出した家屋が片付けられると、高台に残る神社が目立ちます。
津波を何度も受けてきた三陸海岸。神社の立地に意味があると思えて仕方ないのです。

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2006.5.1


道端に貼られていたポスター。夢に出そうです(怖)

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気仙沼線、JR東日本は現状で回復する意思がなく、レールはきれいに撤去されています。
この区間はBRT化されていませんが、トンネルの中は舗装されていました。

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疲れた~
エネルギー充填!

気のせいかな、栄養ドリンクと、野菜ジュースが陳列されている自販機をよく目にしました。

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津波の再来に備えて、各所にカメラが新設されています。

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波来の地(津波記念碑)も各所に設置されています。

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流出した歌津大橋付近。市街地は跡形もありません。

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なんとか目的の平成の森キャンプ場につきました。
ここは高台なので、仮設住宅、行政機関も仮に置かれています。

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平成の森キャンプ場、受付に行くと、やけに渋ります。
聞くと、自衛隊さんが使ってから、荒れているので貸せる環境にないからとか・・
聞けば、5年も前の話じゃないですか。
実際に見に行けば、芝生の痛みもひどくなく、十分ですよ。
お風呂も貸してもらえ(もともと有料で使用可能)、申し分ない施設でしたよ。

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1999年以来のテントです。今回の旅のために導入しました。
平地で使うにはオーバースペックですが、軽量なのでロングトレイルにはちょうどよいと思います。



歩行距離 19.9km 35692歩
2016.5.4

テーマ : 登山・ハイキング
ジャンル : 旅行

tag : 東日本大震災

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